どう継続する?
- tremjapan
- 5月21日
- 読了時間: 4分
みなさんこんにちは!
明石のパーソナルトレーニングジムTremの大元です。
ここ数日で気温もグッと上がり、半袖で過ごせる時期がやってきました☀️
夏に向けて、コンテストに向けて、と筋トレや減量をスタートする人が増えてくる季節です。
いいことですね!
(でも、もっと早くから始めましょうね☺️
カラダ作りは継続が大事ですから☺️
何回でも言います☺️)
と、本心ではやっぱりカッコいい体は継続して作られるものだと心得ているので、短期間で筋肉つきますよ、痩せれますよとは口が裂けても言えません🤫
では、自分は「継続」できているのかを振り返った時に感じたことがあるので今回はその出来事を書こうと思います。
以前のブログでもチラッと書いたのですが、今年に入ってから右肩痛に悩まされて思うようにトレーニングができないでいました。
先日、これは流石にやばいかもということで
スポーツ整形を受診した結果、
SLAP損傷(上方関節唇損傷)
と呼ばれる、肩関節のケガをしていたことがわかりました。
肩関節は上腕骨の骨頭と肩甲骨の関節窩(骨頭の受け皿)で構成されますが、関節窩の面積は骨頭の3-4分の1といわれています。
肩は3Dに自由自在に動く関節なので、可動域が大きくとれるメリットもあれば、安定性に欠けるというデメリットも持ち合わせています。
そんな不安定な関節の接地面積を広げたり、凹凸を深くすることで安定させてくれるのがこの"関節唇"です。
その関節唇の上側がバッチリ傷ついていました😢

思い当たる原因としては明確で、
「デカくなりたい」
の一心で重たいウエイトを振り回していたからです😅
昨年10月のボディビルの大会を終えてから、サイズの足りなさを痛感し、それだけがコンプレックスになっていました。
減量が終わると栄養も満点になってパワーが出てくるので、とにかく攻めたトレーニングをしようと必死でした。
毎回ノートに重量や回数、セット数を記録し、前回より重たく、多く、こなすことに拘っていたため、
自分の身体の状態はどうなのか?
このまま続けることで怪我をするリスクはないのか?
を冷静に考えることができていなかったなと、今になれば思います。
このような身体の状態では、本来なら関節を固定するためのインナーマッスルがうまく働かず、アウターマッスルが関節の固定の役割に回ります。
インナーマッスルが働かずに重たいウエイトで筋トレをすると、関節がダメージを受けて"痛み"として体にサインを出します。
痛みがあるときは"抑制"といってこれ以上強い力が出せないように身体は信号を送ります。
「身体を壊さないように力を出させなくする」
人間の身体はうまく作られているものです。
もちろんこんな状況で筋肉が大きくなるはずはありません。。。
そんなことを頭でわかっていながら、本当の意味で自分は理解できていませんでした。
数字にこだわる、前の自分に負けたくない、サイズが小さいのが悔しい
冷静さや自分の状態を客観視できてないことが原因で起きたケガだったと思います。
振り返ってみると、この数ヶ月間で
「筋肉減ってるじゃん、アホじゃん俺〜」
ふと我に帰った瞬間、心の中で思わずつぶやきました。
自分の思いとは裏腹に身体は理想から遠のいています😞
トレーニング、継続はしてましたよ?
ここで話を戻すわけですが、
結局大事なのは"どう継続するか"です。
アスリートとして大事なのは、
「ど根性で追い込む」ことではなくて、
「起きた結果に対して冷静に判断し前向きに事を進める」ことだと考えます。
良い時も悪い時も、何が良くて何が悪かったか、次は何をすれば今より良くなるかを常に考えることでレベルアップしていくと思うので、人にはそう言ってるのに自分ができていない、自分もその力をつけないといけないと感じています。
そんな私のケガですが、ケガをしたからといってウダウダもできないので、今できる事を探して取り組んでいます。
今までやってきたウォーミングアップを見直したり、トレーニングのフォームをさらに注意したり。
特に変わったことはしていませんが、以前よりも丁寧に"必要だから"やっています。作業的にやっていたあの時のウォーミングアップと比べると意識がまるきり変わっているなとも自分で思います。
これを続けていくことで、自分の身体のことがより理解できると思うし、ケガ予防の重要性をお客様に伝えていくことができるとも思っています…
継続することは当たり前で、
継続することが目的になっていないかを振り返る。
自分が目指すべきところに対してベストな取り組みを継続できているかを考える。
当たり前の話ですが、継続していることに安心せず、たまには落ち着いて自分の行動を振り返ることをしないといけないですね。
という話でした。
これが怪我の功名?