情報が多すぎる時代の身体作り
- 2月27日
- 読了時間: 4分
こんにちは。
神戸垂水のパーソナルトレーニングジムTrem(トレム)、鍼灸師・トレーナーの金澤です。
今、身体のことで悩んでいる人が増えています。
「筋トレすれば痩せる」
「プロのルーティンを真似すれば筋肉がつく」
「サプリを飲めば疲れない」
SNSやブログ、YouTube、オンラインサロン――
とにかく情報が溢れています。
でも結論から言うと、 “正しい情報” が増えたわけではありません。
単純に情報量が増えただけです。
情報が多すぎるがゆえに、
・何から始めたらいいかわからない
・片っ端からやってみたけど成果が出ない
・続けても行き詰まる
という人が後を絶ちません。
これはプロの世界でも同じです。
プロや競技者は「正しい理論」と「実践的な評価」を分けて考えています。
しかし一般の人ほど、情報の洪水の中で迷子になっています。
それでは、その原因と正しい身体作りの順番について深掘りしていきます。
情報は“量”より“質・順番”
まず押さえておきたいことがあります:
➡︎ 情報の量 = 成果 ではない
情報が増えたことで、身体の知識は広がりましたが、同時に“判断基準の混乱”を招きました。
例えば、
「筋肉をつけるには高強度が必要」
「スクワットは必ず深くするべき」
「毎日ストレッチすべき」
こうした主張は真偽ではなく、**“誰にとって正しいか”**という文脈が欠けています。
これが情報過多の元凶です。
情報を使いこなすには、
自分の身体の状態
目的
今のレベル
その時の環境
という4つを踏まえた上で、取捨選択する必要があります。
誤解されやすい「正しい」とは何か?
よくある例として、SNSでバズっているトレーニングがあります。
それを見て、
「これが正解なら、俺もやれば変わるはず…!」
と思う人は多いです。
しかし、プロの選手は流行のトレーニングを最初から行っているわけではありません。
むしろ “基本” → “評価” → “修正” → “個別最適化” の順番で進めています。
つまり正しい情報を“ただやる”のではなく、
自分の身体に当てはめるための設計が重要なのです。
流行だけを真似すると起きること
情報をそのまま真似すると、こんなことが起きます:
関節の動きが制限されたまま負荷を増やしてしまう
使わなくてもいい筋肉ばかり使ってしまう
動くべきところが動かないままで練習してしまう
これは単純に“やり方”が悪いのではなく、順番が違うからです。
パフォーマンスや身体の改善は、「情報量」よりも “評価 → 修正 → 適切な負荷” の方が原理原則として先に来ます。
何から始めればいいのか?
ここまで読んで、
「じゃあどうすればいいの?」
と思われたかもしれません。
結論としては、
自分の身体を正しく知ることがスタートです。
なぜなら、情報は「知識」であり、
身体を動かす・変えるのは「行動」だからです。
知識がいくらあっても、行動の設計ができていなければ意味がありません。
具体的には以下の3つから始めるべきです:
アセスメント(評価)
→ 現在の身体の状態を知る
修正(モビリティ&スタビリティ)
→ 正しい動きを取り戻す
負荷の投与(トレーニング)
→ 目的に合わせた実践
この順番を無視してしまうと、
流行りの情報だけを追いかける “遠回りグセ” につかまってしまいます。
情報が多すぎる時代の身体リテラシー
ここで私が大切にしている言葉があります:
📌 身体リテラシー(Physical Literacy)
身体リテラシーとは、
「自分の身体を理解し、状況に応じた選択をする力」です。
ただ情報を知っているだけではなく、
それを “使える知識” に変える力こそが、
これからの身体作りに必要なリテラシーです。
まとめ
情報が多すぎる時代だからこそ、
必要なのは“情報の選び方”ではなく、
“身体を判断する基準”です。
情報を“ただやる”だけではなく、
あなた自身の身体の現在地を知り、
評価 → 修正 → 負荷という順番で進める。
それこそが、
本当に身体が変わる道です。


