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良い姿勢でいる為に必要なもの




皆さん、こんにちは😃

神戸垂水のパーソナルトレーニングジムTrem(トレム)トレーナーの張間(ハリマ)です。


本日もTrem(トレム)のブログを読んでくださり、ありがとうございます。




本日のテーマですが、

【良い姿勢でいる為に必要なもの】

です。


写真は、垂水店店長の立位姿勢。

これは、動作評価の研修中に撮った写真なので、

この店長の写真が良い姿勢ってワケではありません😅


が、この時、本人は正しく立っているつもりだったと思います。




先日、お客様とした会話になるのですが…


お客様がスクワットをしている時のことです。



「しゃがんだ時に膝が内側に入っていますよ」

(※いわゆる、knee inです)

とお伝えすると、


「あ、ホントや!!」

と、鏡を見ながら仰っていました。



そして、

「鏡を見て、膝を監視していないと膝が勝手にうちに入ってしまうわ〜」

と続けて仰いました。




日頃、セッションをしていると

自分の体なのに

思った通りに動いていない場面は多々見受けられます。



ダイアゴナルバックのポジションで、

膝が曲がっている方に、


「もっと膝を伸ばしてくださいね」

とお伝えすると、

※写真はイメージです


「えっ、伸びてないですか!?」



「これが真っ直ぐですよ」

と修正すると、


「あ、ホンマや。

伸ばしているつもりやったわ…」

なんて会話は日常茶飯事です。



その他にも、道を歩いていて、小さな段差につまずくと

「足を上げているつもりだった。」

という事もよく聞きます。



この

◯◯している“つもり”

が厄介なんですよね…💦




人は生活をする中で、視覚から得られる情報に大きく頼っています。

その割合はなんと8割とされています。


確かに日常生活していると、

五感の中で一番使ってるのは“視覚”であることは、

何となく理解できますよね。

眼精疲労という言葉もよく聞きます。



そして何か行動を起こす時も…

例えば、目の前に置いてある物を取りたいと思った時、


その目の前の物が

丸いな、

赤いな、

拳くらいの大きさだな、

自分から20cmくらい離れているな、

という情報は全て視覚から得ています。



そして、過去のデータを元に

「あ、これはリンゴで、腕を伸ばしたら届く距離だな。」

と判断し、


「それならば、

肘をこれ位伸ばし、力加減はこれ位」

という指令が脳から筋肉に送られます。


そうすることで、難なくリンゴを手にすることができるのです。




以前、

【人は見た目が9割】という本がベストセラーになりましたが、

これは、人が第一印象を決める要因は、

話した会話の内容よりも、

外見や態度で判断しているというもの。

人間関係においては視覚からの情報が9割を占めるというものです。



いずれにせよ視覚からの情報は大きいということですね。




が、ここで見逃してはいけないことがあります。

それは、姿勢や動作を行うときは視覚以外にも必要なものがあるということです。



姿勢や動作を行う際は、

①視覚

②前庭覚

③固有受容感覚

が必要とされています。


なんだか難しくなってきましたね…💦



前庭覚は重力に対し、頭を真っ直ぐに安定させる働きを持っています。

頭が動いた時に、前後や傾き加減などを感知し、

頭を真っ直ぐに保ってくれます。



固有受容感覚は、筋肉や関節の中にあるセンサーで、

関節がどの位曲がっているのか、

筋肉がどの位の力を発揮しているのか、

を感知しています。



どちらも体の内部にあるセンサーで、

自分の体がどのような状態になっているのかを感じ取っています。



先ほど出てきた、

“膝を伸ばしているつもり”

“足を上げているつもり”

は、これらセンサーが鈍くなってきていることが原因で起こっています。




そして姿勢や動作をコントロールしている時に働いている割合ですが、

なんと・・・

視覚1割

前庭覚2割

固有受容感覚7割

とされています。



視覚が1割で、固有受容感覚が7割ですよっ😳‼️

五感の中では8割だった視覚が

体を動かすとなった場合は1割しか関与していません。



リンゴが自分から20cmほど離れている、

という視覚からの情報を得ると、

あとは、殆どが固有受容感覚に頼っているということです。


それなのに、

この固有受容感覚が鈍くなっている人がとても多いように感じます。



姿勢や動作を起こすのに7割も必要なのに、

その固有受容感覚が鈍っていたら

◯◯しているつもり、

になるもの当たり前かもしれませんね…😣




余談ですが、ゴルフの打ち放しに行くといつも感じます。

沢山のおじさま、おばさまが練習されているのですが、

素人目でも綺麗なスイングをされている方は少ないです。

(偉そうな事を言ってスミマセン…💦)

けれど、恐らく皆さんイメージされているのは、しなやかで優雅なスイング。

ご自身がイメージされている動きと、

実際に起きている動きは全く違っていると思います。



これも綺麗なスイングで打っているつもり

ですね…



この“つもり”を無くすには、

鈍くなった固有受容感覚の精度を上げることが必要です。



その為には、まずはしっかりと筋肉のケアをしてあげることです。

凝り固まった筋肉のセンサーは鈍くなってしまいます。

しっかりとほぐし、ゆっくり大きく動かしてあげることで

筋肉や関節にあるセンサーの感度は上がってきます。



あとは自分の体がどのように動いているかを感じること。

立った時に目を閉じて、

今、自分の重心はどこにあるのか?

どこかの筋肉に力が入っていないか?

土踏まずの真上に頭はあるか?

など、

自分で感じていく。

体の内側にある感覚に目を向けてみてください。



鏡は見ない!

鏡と睨めっこしながらでは視覚に頼りすぎてしまいます。



鏡がなくても自分の体がどうなっているかに気付けるのが理想ですね😊




当店では、ウォーミングアップに必ず

筋肉のほぐしと、関節の可動域をあげる運動を行います。



ウォーミングアップの時点で固有受容感覚の精度を上げていきます。


精度を上げた状態でトレーニングを行う方が、

脳とのフィードバックも良くなり、

動きの再現性も高まります。



話が長くなってしまいましたが、

結論ですっ!!

【良い姿勢でいる為に必要なもの】は…


鏡ではなく、自分の体の内側にあるセンサーの感度をあげること。

です!!



今一度、ウォーミングアップや自宅での体のほぐしに着目していただければと思います。



本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました🙇‍♀️

 



【パーソナルトレーニングジムTrem(トレム)神戸垂水店】

〒655-0027 兵庫県神戸市垂水区神田町4-21 アメリカ屋ビル2F

9:00~22:00

JR・山陽 垂水駅から徒歩3分



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