Tremでのトレーニング
- tremjapan
- 2月7日
- 読了時間: 6分
皆さん、こんにちは😃
神戸垂水のパーソナルジムTrem(トレム)トレーナーの張間(はりま)です。
大寒波が日本列島にやって来ていますが、
皆さん、寒さに負けず過ごせていますか??
Trem垂水店は面積が広く、コンクリート張りなので、
なかなかエアコンが効かず、
体脂肪が低いスタッフたちは凍えております😅
そんな季節を感じられる垂水店ですが、
最近、店舗周辺にパーソナルジムが増えてきたなぁ~、
と感じています。
ボディメイクを専門とした明石店界隈にも多くのパーソナルジムがあります。
(ちなみに明石店はエアコンの効きが良く、暖かいです)
私がトレーナーを始めた頃と比べると
本当に多くのパーソナルジムが店を構えています。
皆さんは、
“パーソナルトレーニング”
にどんなイメージを持たれているのでしょうか??
トレーニング=鍛える、ハード、しんどい
というイメージかもしれませんね?
もちろん当店でも
少しハードなウエイトトレーニングも提供しています。
ウエイトトレーニングは重りを持って筋肉に負荷をかける運動なので
楽ではありません。
はっきり言って、しんどいです。
けれど、このウエイトトレーニングは
当店で提供している運動の一部に過ぎません。
生涯、自分の足で歩きたければ筋力トレーニング
という認識が巷でも広がり、
喫茶店で隣に座っているご年配方の会話も
「やっぱり筋トレしなあかんよね」
という内容を耳にする機会が増えました。
なので、機能改善や健康維持の目的で来店された方も
「筋力をつけたい」
と希望されます。
もちろん筋力トレーニングは必要です。
ですが、筋力トレーニングを行うまでの準備も大事です。
いや、準備の方が大事かもしれません。
先日、当店にパーソナルトレーナーになりたての方が見学に来られたのですが、
当店が提供しているトレーニング内容を説明すると驚いておられました。
「筋トレをするまでに、これだけの段階があるんですね」
と・・・
なので、今日は当店が提供しているトレーニング内容を紹介しようと思います。
大まかな流れとしては、
①ほぐす
②関節の適正化
③連動
④重心移動
⑤筋力トレーニング
となります。

では1つずつ見ていきましょう。
①ほぐす
姿勢不良や関節痛は、筋肉が硬くなり動きが悪くなることから起こります。
硬くなった筋肉をほぐさずに動こうとすると、動かないものを無理矢理に動かすので更に痛みを増幅させてしまいます。
姿勢不良も筋肉の硬さから起こります。
正しい姿勢でいる時、筋肉は力んでおらず脱力して緩んでいる状態にあります。
正しい姿勢になるぞ!と意識してつくった姿勢は、どこかの筋肉が力んでいる状態なので理想ではありません。
無意識でいる時の姿勢が正しい場合、筋肉は緩んでおり理想的と言えます。
けれど、現代社会の生活でこの状態を保てている人は殆どいないと感じでおります。
なので、動かす前にまずは硬くなった筋肉をほぐすことから始めていきます。
②関節の適性化
筋肉が力まずに緩んでいる状態にある時、姿勢は正しくなります。
この時、関節は正しい位置にはまっている状態です。
関節が正しい位置にはまっている状態とは、骨の関節面と関節面が適合していて安定しているということです。
関節が安定しているから筋肉が緩む、ということですね。
逆を言うと、関節が不安定な状態にあるから筋肉が硬くなるのです。
なので筋肉をほぐしても正しく動いていないと関節が不安定になり、また筋肉が硬くなってしまいます。
動いても関節が安定した状態を保てるよう、筋肉に正しい収縮を学習させていきます。
当店ではインナーマッスルが多く存在する、肩関節と股関節を重点的に行います。
③連動
動作は1つの関節や筋肉が動いて起きているわけではありません。
複数の関節や筋肉が協調して動くことで動作が起こります。
肩関節や股関節が正しく動かせても、他の関節や筋肉と上手く連動して動かせないと効率的な動作は獲得できません。
単関節の動きの質を上げた後は、多関節の動きへと移行していきます。
当店では、体幹ー上肢、体幹ー下肢、上肢ー体幹ー下肢と連動をつくっていきます。
④重心移動
ヒトも動物です。
動物は狩りをする為に移動する必要があります。
ヒトも歩行という手段を使って移動を行います。
ですが、ヒトには厄介な事があります。
それは、4kgもある頭部が地面から一番離れた箇所にあること。
背骨という細長い棒状の上に4kgのボールの形をした頭部のバランスをとりながら移動しなければいけないのです。
この4kgのボールをいかにして効率良く移動させられるかが重要になってきます。
と、これだけの準備をしてようやく
⑤筋力トレーニング
を行っていきます。
これらの段階を踏んでから筋力トレーニングを行うと、
関節が正しい位置で動き、
連動もいい状態でできるので、
関節への負担が最小限に抑えられます。
またフォーカスしたい筋肉に適切に刺激を入れることができます。
筋力トレーニングを行っていて、よくある事の1つに、
“効かせたい筋肉に刺激が入らない”
が挙げられます。
これは関節の適正化がされていないことが原因で起こっています。
また、
“ウエストを細くしたいのにトレーニングをすると寸胴になってしまう”
ということも挙げられます。
これは体の軸ができておらず、
重心が崩れた状態でトレーニングをしてしまっている可能性があります。
筋力トレーニングを健康な身体を維持するだけでなく、
綺麗な身体を作ることを目的にされている方も多くおられます。
しかし、冒頭でもお話ししたように
筋力トレーニングはしんどいです。
せっかくしんどい思いをして行う筋力トレーニングも
正しい準備ができていない事で思うような成果が得られない場合もあります。
それは本当に勿体無いことです。
仕事の8割は準備、という言葉通り、
何事も準備が大事という事ですね。
限られた時間でトレーニングをされている方が多いかと思います。
その時のご自身の身体に合わせて優先順位をつけメニュー作成をすることで、
少しずつでも目標とする身体に近づけるトレーニングをしていただければと思います。
〜余談 このブログを書く少し前に起きた話〜
ニュースを流していたら、
連日の寒波で豪雪地となった石川県輪島市の仮設住宅に住む方がインタビューに答えておられました。
「震災で家を失い、仕事も失いました。
けれど、健康という財産は残っているので。」
と・・・
失ったのもではなく、残ったものに気付ける
とても強い方だな
と思いました。