
効いてる感覚を信じすぎると筋肥大は起きない⁉︎
- tremjapan
- 12月18日
- 読了時間: 4分
みなさんこんにちは!
明石のパーソナルトレーニングジムTremの大元です。
今回もボディメイクのあるあるについて触れたいと思います💪
みなさんはトレーニング中に
「今日はめちゃくちゃ効いた」
「パンプがすごい」
そんな感覚があると、うまくいった気がしませんか?
でも、実際の現場を見ていると
効いている感覚が強い人ほど、意外と伸び悩むケースは少なくありません。
私も以前はそうでした😅
では、なぜそんなことが起きるのか。
今回はその理由を整理していきたいと思います。
●「効いている=成長」ではない
多くの人が「効いている」と感じるのは、
・パンプ感が強い
・焼けるような感覚がある
・翌日に強い筋肉痛が出る
といった反応だと思います。
ただ、これらはあくまで
その場で起きている反応にすぎません。
筋肥大そのものを引き起こす主な要因は、
パンプや筋肉痛だけではなく、筋肉にどれだけ強い張力がかかったかなのです。
●パンプしやすい動き=高い刺激とは限らない
パンプは、血流や代謝ストレスが高まることで起きます。
そのため、
・軽めの重量
・高回数
・反動を使わない丁寧な動き
こういった条件でも、簡単に起こります。
一方で、
筋肉にとって最も重要な「機械的張力」は、
・ある程度の負荷
・力を出している時間
・その力をしっかり支えられているフォーム
こうした条件が揃って初めて高めることができます。
つまり、
パンプしやすいトレーニング=成長しやすいトレーニング
とは言い切れないということです。
⚠️パンプする、効かせるトレーニング"だけ"では筋肥大はおきないということ
●「効かせよう」としすぎると起きるズレ
効かせる意識が強すぎると、次のようなズレが起きやすくなります。
・重量が伸びない
・動きがどんどん小さくなる
・毎回同じ回数・同じ負荷で止まる
その結果、
筋肉にかかる張力は頭打ちになり、
トレーニングは「きついだけ」のものになってしまいます。
本人は頑張っているのに、
身体は新しい刺激を受け取れていない状態です。
自分のことを振り返ると、ボディビルを始めた頃は色々な情報に惑わされてこの状態に陥っていたと思います。
そこからキレイなトレーニング、効かせるトレーニングばかりに目を向けていては筋肥大は起きないということに気づき、重量を求めるようになってから筋肉も丸くなり始めたと実感しています。
原理原則を考えれば当たり前のことですが、ついつい効かせるトレーニングこそ意味があると過剰に信じてしまう時期があるのも、多くのトレーニーのあるあるではないでしょうか。
●成長しているかどうかのシンプルな判断基準
では、何を基準に判断すればいいのか…
それはとてもシンプルで、
・以前より扱える重量が増えているか
・同じ重量で回数が伸びているか
・同じ条件で、動きが安定してきているか
このどれかが、時間をかけて前進しているかです。
パンプや感覚は日によって変わりますが、
パフォーマンスの変化は、身体の適応をはっきりと示します。
●「効いてる感覚」は捨てなくていい
誤解してほしくないのは、
効いている感覚そのものを否定しているわけではありません。
ただし、
感覚はあくまで参考情報のひとつです。
・感覚が良くても、数字が止まっていれば要注意
・感覚が薄くても、数字が伸びていればそこまで問題ない
この順番を間違えないことが大切です。
●まとめ
トレーニングがうまくいっているかどうかは、
「どれだけ効いたか」だけではなく
「時間をかけて何が変わったか」
で判断するものです。
感覚に振り回されず、
淡々と積み上げてトレーニングパフォーマンスを高める。
その積み重ねが、
結果として無意識のうちに“効く”トレーニングを作り出し、身体を変化させるはずです。
みなさんも、"効いた感"に酔いしれて原理原則を見失わないように気をつけてください。
筋肥大は、トレーニングパフォーマンス(重量、回数)が伸びているかが重要ですよ


