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関東振り返りと全日本にむけて(運営)

みなさんこんにちは!

明石のパーソナルトレーニングジムTremの大元です。


 第2回関東ボディビルディング選手権大会が8月11日、神奈川県横須賀市の横須賀芸術劇場にて開催されました。

本大会は、今年より世界ナチュラルボディビル連盟(WNBF)からプロクオリファイのかかる大会として正式に認定され、日本のナチュラル競技において新たな歴史を刻む一日となりました。


 大会はビキニ、メンズフィジーク、メンズボディビルの3カテゴリで実施され、出場した全選手は大会当日に尿検査によるドーピングテストを受けました。さらに、プロクオリファイのかかるカテゴリで優勝した選手には「暫定プロ」の資格が与えられ、2週間後の9月14日に神戸で実施されるポリグラフテスト(嘘発見器検査)を通過することで、正式にWNBFプロとして認定されます。これは日本のボディビル団体の中でも極めて厳格な体制であり、ANNBBFが「真のナチュラル競技」の実現に徹底してこだわっていることでもあります。


 ドーピング検査というと血液や尿でのチェックが一般的ですが、ANNBBFが導入するポリグラフ検査は、世界的に見ても数少ないな試みです。薬物使用歴についての質問に対し生理的反応を測定することで、過去の使用も含めて判定できる点が特徴。単なる「今この瞬間のクリーン」ではなく、選手の競技人生そのものがナチュラルであることを証明する仕組みといえます。ANNBBFがここまで検査にこだわるのは、選手同士が完全に公平な条件で競える環境を守るためであり、その理念はこれからも貫いていきたいと思います。


 今大会で特に注目を集めたのは、規定人数を満たしたことでプロカードの発行が認められたメンズフィジーク部門。この争いを制したのは、ANNBBFの舞台に初出場となる岡田太郎選手。均整の取れた体格とステージ映えする存在感で観客を魅了し、見事優勝を果たしました。岡田選手はこの勝利により暫定プロ資格を獲得、ポリグラフ検査を経て正式にプロ認定を受ければ、日本から世界に挑む新たな力として国際舞台での活躍が期待されます。


 他カテゴリのビキニでとメンズボディビルでも「ナチュラル競技ならではの美しさ」と「選手たちの努力の結晶」が伝わりました。


 また、大会を一層盛り上げたのがゲストポーズとして登場した相楽翔選手です。

相楽選手は昨年の関東オープン、全日本選手権を制覇し、WNBF世界選手権ヘビー級で5位入賞を果たした日本トップクラスの実力者。その圧倒的な筋量と完成度の高いポージングは、観客を魅了すると同時に「ナチュラルでここまで到達できる」という希望を与えたと思います。

(同じボディビルのステージで戦う身としては希望と共に現実も思い知らせてくれます😅)


 次の舞台は、9月14日に兵庫県神戸市で開催される関西オープンおよび全日本選手権です。特に全日本選手権では、国内で初めて全選手に対してポリグラフテストを実施することが決定しています。尿検査との二重チェックにより、真のナチュラルアスリートのみがステージに立つこととなる。この徹底した体制こそがANNBBFの最大の特徴であり、「誰もが安心して競える舞台」を提供することに繋がっています。

しかし、日本で初めて二重のドーピング検査を実施するにあたって問題も起きているのが現実です。

検査費用の高さや、検査日程の調整等…


事前のミーティングで「初めての試みをする時は必ずトラブルが起きる」を予想してはいましたが、思ったより様々な問題が現状起きています。

それでも、前述したとおり「ナチュラル」のこだわりを運営側が崩してしまっては、日本のボディビルの価値を変えていくことはできないと思います。

毎年大会を運営していくと無数の障壁が立ちはだかりますが、こんな経験も誰でもできるわけではないので、環境整備のために地道に取り組んでいきたいと思います。

スポーツも同じで負けて何を学び、次にどう行動するかが大事です。


9月の全日本選手権まで残り時間は少ないですが、ぜひ会場で選手にも観客にも真のナチュラルボディビルディングの良さを体感していただけるようベストを尽くしていきたいと思います。

 
 

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